こんにちは!うぃんぐ整骨院志免院の岡田です。
今日は、最近多くなっている猫背についてお話しします!
皆さんは「猫背」というとどんな印象を持っていますか?
きっと猫背と言われると背中全体が丸まっていることをイメージするのではないでしょうか。
うちの整骨院にいらっしゃっている方もそういったイメージが強いようで、
猫背を正して!と言うと、皆さん一生懸命胸をぐっと張っています。
ですが、猫背にはいくつかタイプがあり、それぞれのタイプによってどこに力を入れたらいいのかや、力を入れる方向が変わってきます。
なので、自分では頑張って治しているつもりでも間違った力の入れ方をしてしまってるという、とてももったいないことをしている可能性もあります。
今回のブログでは、まず猫背にはどのようなタイプがあるのかについてお話しし、自分がどのような状態になっているのかを把握することで効率の良いストレッチや筋トレができるようになっていただきたいと思います。
背骨の構造を理解しましょう
まず、悪い状態を知るためには、背骨の構造についてと良い状態が何なのかが分かってないといけないので、それらについて説明します。
背骨は25個の骨が積み重なって出来ています。上から順番に頸椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個、仙骨が1個となっています。(正確には仙骨の下に尾骨という3~5個の骨が癒合したものがあります)骨の1つ1つの間には椎間板という軟骨があり、背骨の柔軟性を作り出しています。

理想である正常な姿勢では背骨がS字カーブを描いているというのを聞いたことがあるかもしれませんが、実際は背骨のそれぞれの位置でなだらかにカーブしています。頸椎部分で前にカーブ(前弯)、胸椎で後ろにカーブ(後弯)、腰椎で前にカーブ、仙骨で後ろにカーブといったように。何度かカーブすることで衝撃の吸収や重力の分散といった役割を果たしています。
猫背ではこういったなだらかなカーブの形が崩れてしまっており、体のいろいろなところを痛めやすくなってしまっています。
猫背のタイプ①【ストレートタイプ】
では、いよいよ猫背のタイプについて説明します。
猫背には大きく分けて2つのタイプがあり、
1つ目は首から腰までが1直線もしくは全体的に後ろにカーブしているストレートタイプです。

頸椎から腰椎のカーブが減少、消失し、背中全体の筋肉が突っ張った感じがしてきます。
こういった状態になると背骨本来の役割である衝撃の吸収機能が弱まり、背骨1つ1つにかかるストレスが大きくなってしまいます。
猫背のタイプ②【反り腰タイプ】
2つ目は背中の丸みとお腹の出っ張りが目立ちやすくなる反り腰タイプです。

ストレートタイプとは真逆で頸椎から腰椎のカーブがとても強まり、そのカーブの頂点に大きなストレスがかかるようになります。特に腹筋の弱い女性はこのタイプが多くなります。
猫背のタイプはこの2つだけではなくもっと細かく分類されますが、大半の方がこの2つのどちらかに当てはまっています。ここで気になるのがどうやったらこの2つを見分けられるのかだと思うので、次は見分ける方法についてお話しします。
猫背タイプの見分け方
- 壁に背を向けて立つ
- 壁にかかと、おしり、背中をゆっくり付ける
- 腰と壁のすき間に手を入れる

この時の手の入るスペースに着目します。
結果
- 正常な姿勢:手が1枚入るか入らないかぐらい
- ストレートタイプ:手を入れるすき間が無くなっている
- 反り腰:手を1枚入れても余裕がある
いかがでしたか?このように自分の猫背がどのようになっているのかを判別することで、ストレッチやトレーニングに使う時間を有意義なものにすることができます。
今後は猫背のタイプ別に有効なストレッチやトレーニングもブログで紹介してきますね!