こんにちは!うぃんぐ整骨院志免院の岡田幸長です!
さて、大変お待たせしました!便秘の解消法第1弾では便秘の定義と分類・原因についてお話しし、今回は第2弾として便秘が体へ及ぼす影響と解消のための食事や運動についてお話ししていきます!
〇便秘が人の体に及ぼす影響
第2の脳と言われる腸で詰まりや宿便があると、体に様々な影響を及ぼします。
まず腸内において ①腸内の便の腐敗による悪玉菌や有毒物質の増加 ②腸管圧迫による血流の停滞 ③自律神経系の阻害 が起こり、それらによって以下のような全身症状を引き起こします。
・肌荒れ、ニキビ
老廃物を排出しようとする働きが強くなるためニキビが増えてしまいます。また排出の働きが強くなるにつれて肌の保湿などの機能が低下し、肌荒れが起こりやすくなります。

・痔
大腸では主に水分の吸収が行われているため、腸内に残っている便からはどんどん水分が吸収されていきます。水分がなくなり硬くなった便は、腸が細くなってくる直腸や肛門の付近を傷つけてしまい、そこから切れ痔となってしまいます。

・がん
有毒物質が腸内を刺激し続けることで、がんのリスクが高くなってきます。

・冷え性、むくみ
血流の停滞はお腹の冷えだけにとどまらず、末端の冷えにもつながります。また静脈の流れが悪くなるとふくらはぎでむくみも出ることがあります。

・食欲の低下
腹部の膨満感によって食欲が低下し、ご飯を食べないことがさらに便秘の原因となり……というように悪循環となってしまいます。
・肩こり、腰痛
疲労物質の蓄積が腰痛や肩こりに繋がることもあります。
〇病院で選択される治療法
便秘に悩まれている方の中で病院に行こうか悩んでいる方もいると思うので、病院ではどのような治療法が選択されるかを紹介します。

問診で便の頻度などを聞き取り、軽度であれば食事療法から入るようです。
それで効果がない場合や、最初の問診で中等度と判断された場合に薬物療法を行い、それでも効果がない場合は専門機関への紹介や手術を行う場合もあるみたいですね。
〇便秘の解消・予防方法
食事
・食事をきちんととる
便意は食後にきやすいといわれています。たとえダイエット中であっても、過度な食事量の減少は便意自体を起こりにくくする原因となります。痩せたい方は食事を減らす以外のダイエット方法も検討してみてください。
・食物繊維の多い物をとる
これはほとんどの方が知っていると思うので説明は割愛します。食物繊維の含有量が多い食べ物を掲載するので参考にしてみてください。






全て100g中の含有量になるので、ご注意ください。
・水分をきちんととる
水分(特に水)をしっかりとっていない方も多く聞きますが、便を柔らかくするうえで水分はとても重要です。しかし大腸では先程も述べた通り水分吸収を行う場なので、もともとの水分量が低くてもそこから搾り取ろうとしてしまいます。肛門まで軟便性を保つためにもしっかり水分は取るようにしてください。
運動
便秘の解消のためにはできる範囲で身体を動かすことが大切です。便秘解消にオススメの運動をご紹介します。
・軽めの有酸素運動
1日20~30分程度のウォーキングで全体的に筋肉をつかうようにしましょう(腕もしっかりふるように!)

・寝返り運動
仰向けから体をねじりながらうつ伏せになる、また仰向けになる……を繰り返すことで腹斜筋(体をねじる筋肉)を使います。

〇まとめ
・便秘になるとニキビや肩こりの原因になるだけでなく、がんのリスクも高くなる
・食事の際は、食事量や食物繊維含有量、水分摂取量に気を付ける
・できる範囲での運動を行う