あごの痛みに潜む恐ろしい原因

あごの痛みに潜む恐ろしい原因

食事のときやあくびなど口を開けるときに痛みがでる方がいます
多くの方は顎関節症と診断されるケースが多いのですが

稀なケースで耳性帯状疱疹(ラムゼイハント症候群)というのがあります

これは過去に水痘(みずぼうそう)にかかった時に、神経叢に住み着いた
水痘・帯状疱疹ウィルスが免疫力の低下で活性化して、紅斑を伴った
小水泡がでる病気です。

症状は耳の周辺・耳後部に違和感や鈍痛、数日後には耳介や外耳道の周辺に
紅斑を伴った小水泡ができます。(一番の特徴です)

耳の後ろの違和感が口を開けた時に痛みと感じたりするので
発症の段階では、顎関節症と間違えやすいのですが

顔面神経麻痺により口・まぶたが閉じにくいなど症状が後遺症として
残るとても怖い病気なのです。

時間の経過とともに、内耳神経症状(めまい・難聴・耳鳴り)
三叉神経・舌咽神経症状(嚥下時痛・耳痛)が出てきます
(高熱がでないため風邪と間違えられやすいです)

特に口・まぶたがうまく閉じられないなど顔面神経麻痺が伴う後遺症が残るため
精神的にもつらい状態が長く続き、なかなか完治しにくい病気の一つなのです。

治療法は抗ウィルス剤の内服やステロイド剤の点滴などでウィルスの増殖を防ぎ
神経の腫れを抑えます。ラムゼイハント症候群に効く特効薬はなく、上記の薬でも
必ず治るとは限りません。
そのため、かからないための予防が重要となります。

予防法は、幼少期に水ぼうそうにかからないこと、そのために幼少期に予防接種を
受けて感染しないようにする。
大人になると帯状疱疹は免疫力の低下により発症するため、
不規則な生活を避けて、食事はバランスを考え、ストレスなどを溜めない、
適度な運動など、健康的な生活を心がけてください。